自分が読んで良いと思った本を誰かに推薦するというのは、実はむずかしいことです。

どんな本を良いと思うかは個人によってかなり違います。そもそも「本の良さ」とは何かということさえよくわかりません。
それが有用な本だという観点で評価したのか、単におもしろかったということなのか、いろいろでしょう。
何の役にも立たないけれど、めちゃくちゃおもしろい本もたくさんあります。だからこそ人は本を紹介するときにいろいろと悩み、かなり多くのことまで考えざるをえないのです。

以上のようなことを考えると、実は本を紹介するということは自分を説明しているようなものかもしれません。
このリストには時間をかけて読む価値のある本が並んでいますので、ぜひ関心を持ったものを借り出して手にとってみてください。
その一方で、本学の教員や職員の自己紹介としても本コーナーを読んでみてもらいたいと思います。
ここで紹介されている本について質問や意見があれば、遠慮なく学内でつかまえて本人に伝えてみてください。