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学生に薦める本 2026年版
藤本 直生
今年度は、【勉強】をテーマに選びました。私事で恐縮ですが、2024年10月から英国オープン大学の社会人を対象とした博士課程、Professional Doctoralに在籍して大学院生として学んでいます。今回紹介する本は、留学体験記や勉強の仕方に焦点を当てたものを厳選しました。ぜひ手に取ってみて下さい。
『夢をかなえる勉強法』
- 伊藤真 サンマーク出版 2009年
あなたは何のために勉強をしますか?この本の著者である伊藤真さんは、勉強とは夢をかなえるためにするものだと言っています。私もその通りだと思います。勉強は先生や親に言われるからやるものではなく、自分で自分の人生を切り開いて行くためにするものです。そして、勉強はただやみくもにするものではなく、やり方があります。例えば、試験に合格するためには、それなりの方法があるそうです。
著者は伊藤塾という、司法試験に合格するためのテクニックを教える塾の塾長ですが、高い合格率で塾生を難関といわれる司法試験に合格させて来ました。勉強好きな人にも勉強が苦手な人にもお薦めの1冊です。
著者は伊藤塾という、司法試験に合格するためのテクニックを教える塾の塾長ですが、高い合格率で塾生を難関といわれる司法試験に合格させて来ました。勉強好きな人にも勉強が苦手な人にもお薦めの1冊です。
『ザ・マインドマップ : 脳の力を強化する思考技術』
- トニー・ブザン, バリー・ブザン著 / 神田昌典訳 ダイヤモンド社 2005年
あなたは、どのようにノートを取っていますか。トニー・ブサンというイギリス人の学者は、マインドマップというノートの取り方を発明しました。マインドマップとは、放射状にノートを取ることによって脳を活性化させて論文の執筆など生産的な活動を効率的に行うツールです。
1999年から2002年にかけて、私はイギリスのレスター大学教育学部博士課程に留学して勉強した際、授業でマインドマップを学びました。仲の良かったトルコ人の同級生は、積極的にマインドマップを使ってノートを取っていましたが、当時の私はその価値が分からずに実際に使うことをしませんでした。ところが、数年後マインドマップを描いていた同級生は晴れて博士号を取得しましたが、私は残念ながら博士号が取得できませんでした。今思い返してみると、マインドマップを有効に使わなかったことが原因の1つだったかなと思います。その反省を生かして、今では論文を書く際に頻繁にマインドマップを使い、学生の皆さんにもマインドマップでプランニングをして、英文エッセイや卒業論文を書くことを薦めています。
1999年から2002年にかけて、私はイギリスのレスター大学教育学部博士課程に留学して勉強した際、授業でマインドマップを学びました。仲の良かったトルコ人の同級生は、積極的にマインドマップを使ってノートを取っていましたが、当時の私はその価値が分からずに実際に使うことをしませんでした。ところが、数年後マインドマップを描いていた同級生は晴れて博士号を取得しましたが、私は残念ながら博士号が取得できませんでした。今思い返してみると、マインドマップを有効に使わなかったことが原因の1つだったかなと思います。その反省を生かして、今では論文を書く際に頻繁にマインドマップを使い、学生の皆さんにもマインドマップでプランニングをして、英文エッセイや卒業論文を書くことを薦めています。
『快読100万語!ペーパーバックへの道』
- 酒井邦秀 筑摩書房 2002年
本書は、2009年に新潟県立大学の「セルフアクセス・センター」という学生が語学を自学自習するための施設に勤務していた時、同僚から薦められて読みました。小学校・中学・高校・大学と英語を何年も勉強して来たけれど、ちっとも身についていないと嘆いているあなたにお薦めの1冊です。英語の本を読むコツは3つだそうです。
1.辞書をひかない
2.わからない単語はとばす
3.むずかしくなったら投げ出して他の本に移る
やさしい本をたくさん読んでいるうちに、100万語に達する頃には分厚いペーパーバックも読めるようになります。ちなみに、私は3年間で100万語を達成しました。あなたは何年で100万語に到達できるでしょうか。
1.辞書をひかない
2.わからない単語はとばす
3.むずかしくなったら投げ出して他の本に移る
やさしい本をたくさん読んでいるうちに、100万語に達する頃には分厚いペーパーバックも読めるようになります。ちなみに、私は3年間で100万語を達成しました。あなたは何年で100万語に到達できるでしょうか。
『I am Malala : the girl who stood up for education and was shot by the Taliban』
- Malala Yousafzai Back Bay Books 2015年
著者のマララ・ユスフザイさんは、2012年にパキスタンで女子教育を禁止するイスラム原理主義勢力タリバンを批判したという理由で、学校へ行く途中にスクールバスの中で頭を銃で撃たれました。さらに、2014年には史上最年少の17歳で、ノーベル平和賞を受賞したことで有名です。300ページ以上もあるぶ厚い本ですが、家族や学校の写真などもたくさんあって、読みやすかったです。日本語翻訳版も出ていますから、こちらも併せて読んでみて下さい。
『わたしはマララ : 教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女』
- マララ・ユスフザイ 学研パブリッシング 2013年
この本はもともと英語で出版された、I am Malalaの日本語版です。こちらを読み終えた方は、ぜひ原書も方も併せて読んでみて下さい。
『Memoirs of a geisha』
- Arthur Golden Vintage 1999年
今から20年以上前の1999年にイギリスへ留学した時、ベストセラーとなっていた本が日本人女性をモデルとして書かれた、Memoirs of a Geisha(芸者の回想録)でした。当時、イギリス人の知り合いから「面白いからこの本貸してあげる」と言われましたが、500ページもある分厚い辞典のような本を見てビビってしまい、「私は大学院生で他にも読まなければならない本がありますから…」と言って断ってしまいました。しかし、本書がとても話題になっていて書店には平積みで置いてあったので買ってみましたが、最初の数ページ読んでみたものの、当時の私の英語力では最後まで読み終えることが出来ませんでした。
ところが、あれから26年たってまた大学院生になってこの本を手に取って読んでみたら、とても楽しく読むことができました。私は2009年から「目指せ100万語」という英語の本の多読を16年間続けていて、この本で500万語に達しました。英語で論文を執筆するAcademic Englishの能力は、英語で書かれた本や新聞を読む General English の能力に比例すると言われていますので、今後の博士課程の勉強にもその成果が出ることを期待しています。
ところが、あれから26年たってまた大学院生になってこの本を手に取って読んでみたら、とても楽しく読むことができました。私は2009年から「目指せ100万語」という英語の本の多読を16年間続けていて、この本で500万語に達しました。英語で論文を執筆するAcademic Englishの能力は、英語で書かれた本や新聞を読む General English の能力に比例すると言われていますので、今後の博士課程の勉強にもその成果が出ることを期待しています。
『Memoirs of a geisha』
- Arthur Golden Pearson Education 2008年
この本は、Memoirs of a Geishaの500ページほどある原書を簡単な英語に書き直し、100ページほどの長さに短縮したものなので、読みやすく最後まで読むことが出来ました。2006年には、この本がハリウッドでSAYURI というタイトルで映画になりましたから、よかったらこちらもご覧下さい。
『Sayuri』(DVD)
- ロブ・マーシャル監督 ポニーキャニオン 2006年
映画SAYURIは、Arthur Goldenの小説 Memoirs of a Geisha がもとになっています。主役のさゆりは中国人俳優のチャン・ツィイー、お姉さんのようなさゆりのメンター役、豆葉を演じたのはマレーシア人でボンドガールを演じたミシェール・ヨーです。おカボと呼ばれていたさゆりの親友は工藤夕貴さんが演じていましたが、ハリウッドの映画ということで、キャスティングが国際的なのに驚きました。ちなみに、置屋の女将(おかみ)役は桃井かおりさんでした。何年も前にテレビで桃井さんが、「日本人はアメリカでは若く見られがちだから、普通にしていたら私も芸者と間違われちゃうのよね。意地悪な女将の役作りに苦労したわ。」と、豪快に笑いながら話していたのが印象的でした。小説と映画を比べながら観たら、面白いと思います。
『フジモト先生のビューティフル★アメリカ
~Some Stories in Missouri~』- 藤本直生 銀河書房 1995
この本は30年前に、私が長野県の中学校に勤めていた時に教え子のために書いた本です。中学校で英語の勉強を始めてからずっと憧れていたアメリカへ、24歳の時に初めて行きました。長野県とアメリカ中西部のミズーリ州が姉妹提携を結んでいることから、1992年の夏に派遣団の一員として3週間ほど、州内の4つの家庭にホームステイさせていただく機会に恵まれました。机上の勉強だった英語を道具として使って、アメリカのホストファミリーとコミュニケーションできたことは、若い新米教員だった私にとって貴重な経験となりました。これからアメリカ留学を考えている人にお薦めの1冊です。
※2026年度の推薦本は図書館内のトピックコーナーに配架されています。(一部購入できないものを除く)
















彬子様は、2001年9月から1年間学部生として、その後2004年9月から5年間大学院生としてオックスフォード大学マートン・コレッジで留学生活を送り、2011年5月に女性皇族として初の博士号を取得されました。私も1998年7月から2002年2月まで3年半イギリスの大学へ留学して博士号取得を目指しましたので、とても興味深く読みました。指導教官や世界中からオックスフォードへ勉強に来ている学生たちとの交流を読んで、私自身のイギリスでの学生生活を懐かしく思い出しました。とても感心したのは、彬子様が留学生活を見守って下さった方々への感謝の気持ちを込めた「最終報告書」として、本書を書かれたことです。私はまだ博士号取得に至っていませんが、いつかこのような報告書が書けるように頑張りたいと思いました。