学生に薦める本 2004年版

樋口 光明

『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ著、小笠原豊樹訳 早川書房 1976年
 火星探査車が、火星から水の痕跡を送ってきた。今度は生物の痕跡が送られてくるのではないかとわくわくしている。こんな今、半世紀前に火星に想像力を働かせた二つの傑作SFを読んでみよう。異文化との遭遇がどれほど困難なことかがよく分かる。しかし、これはキリスト教文明とイスラム教文明の対話が困難を極めている現代を予見しているのではないだろうか。
[OPAC]

『火星人ゴーホーム』

フレドリック・ブラウン著 早川書房 1983年
 推薦理由は前の欄に書いた。ついでに、『マーズアタック』(1997年米/ティム・バートン監督/出演ジャック・ニコルソンなど)という映画を強く推薦する。異文化理解問題を絵にしたような作品である。
[OPAC]