学生に薦める本 2005年版

槻木 公一

『センス・オブ・プログラミング』

前橋和弥 技術評論社 平成16年12月
「プログラミング」の基礎的入門書。ただ、特定の言語の文法などの解説ではなく、図や事例を多くしてプログラムが動作する仕組みとか、目的を持ったプログラムの作り方を解説している。「学習したが、いまいちプログラムがよく分からない」人向けの本である。書名にある「センス」を身に付けるには、データ構造を理解して抽象的に考える癖をつける必要があり、初学者との違いはここにあると著者は述べている。やはり、簡単ではない!
[OPAC]

『アルゴリズムの絵本』

(株)アンク 翔泳社 2003年8月
「プログラムが苦手」という人は命令文の書き方を知らないのではなく、実はどのように命令文を並べるかが分からない。この「並べ方」がアルゴリズムである。この「絵本」は漫画によって各種の簡単なアルゴリズムの概念を解説し、C言語のサンプルコードを示している。やはり、「学習したが、いまいちプログラムがよく分からない」人向けの絵本である。どのような方策、手段を用いても「アルゴリズム」は理解した方が勝ち!
[OPAC]