学生に薦める本 2024年版

藤瀬 武彦

『ウクライナ戦争論』『ウクライナ戦争論2』

小林よしのり著 扶桑社 2022,2023年

 2024年2月20日の読売新聞の編集手帳にこんな文章が掲載されていたので紹介する。
「ロシアにはどんな文化の風が吹いているのか。ウクライナ侵略前まで、日本のアニメやマンガが・・・こんなジョークも生まれた。<各国の最も有名な悪役は? ドイツ…ヒトラー、中国…毛沢東、カンボジア…ポルポト、ソ連…スターリン、ロシア…プーチン、日本…ジャイアン>。・・・何百万、何千万という人を死に追いやった為政者に、プーチン大統領を並べるにはこの方法しかない。・・・。反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏が獄中で不可解な死を遂げた。プーチン政権が政敵の殺害に及んだとの見方が強い。・・・。ウクライナ侵略に同じく、民主主義が希求する人権、法の支配を脅かすものだろう。欧米各国が疑念を表明するなか、何ら声明を出さない
民主主義の国がアジアにある。中国や北朝鮮ではない。」というものである。
 この文章に興味・関心を持った学生には(そうでない学生にも)是非とも「ウクライナ戦争論」を読んでもらいたい。
[OPAC]
※2024年度の推薦本は図書館内のトピックコーナーに配架されています。(一部購入できないものを除く)