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申 銀珠
『朝鮮の土となった日本人 浅川巧の生涯』
高崎宗司 草風社 2002年
朝鮮民芸の研究家、浅川巧(1891~1931)は、1914年朝鮮に渡り、18年間朝鮮総督府林業試験場で養苗実験に従事するかたわら、柳宗悦らとともに「朝鮮民族美術館」(1924)の設立に尽力した人です。彼の著書『朝鮮の膳』(1929)と『朝鮮陶磁名考』(1931、遺著)には、朝鮮民衆の生活、朝鮮の現実に注がれた彼の温かい眼差しが感じられ、彼の朝鮮民芸の研究が芸術の力で朝鮮と日本の間違った状況を克服しようとした努力の一環であったことが伝わってきます。
朝鮮の服を着、朝鮮の家に住み、朝鮮のキセルを愛用し、朝鮮の土となった「朝鮮人を愛し、朝鮮人に愛された」浅川巧。彼の民芸研究家としての業績はもちろん、彼の心温まる人間像を高崎宗司氏は立体的に描き出しています。
国家や民族の壁を乗り越えて生きた浅川巧の存在と、彼を囲む人々の歩みは、我々に新しい歴史観を提示してくれると思います。一人でも多くの日本人・韓国人にぜひこの本を読んでもらいたいですね。韓国では、昨年翻訳されました。
朝鮮の服を着、朝鮮の家に住み、朝鮮のキセルを愛用し、朝鮮の土となった「朝鮮人を愛し、朝鮮人に愛された」浅川巧。彼の民芸研究家としての業績はもちろん、彼の心温まる人間像を高崎宗司氏は立体的に描き出しています。
国家や民族の壁を乗り越えて生きた浅川巧の存在と、彼を囲む人々の歩みは、我々に新しい歴史観を提示してくれると思います。一人でも多くの日本人・韓国人にぜひこの本を読んでもらいたいですね。韓国では、昨年翻訳されました。