学生に薦める本 2013年版

山下 功

「母校出身者の本 大学編」
 私にとって、大学時代は約20年前のことであるが、この職に就いてからは当時のことを思い出すことが多くなったように感じる。そこで、今年度は私の母校である横浜国立大学の出身者による著作を選んでみた。

『深夜特急 〈1-6〉1: 香港・マカオ. 2: マレー半島・シンガポール. 3: インド・ネパール. 4: シルクロード. 5: トルコ・ギリシャ・地中海. 6: 南ヨーロッパ・ロンドン 新潮文庫』

沢木 耕太郎【著】 新潮社

『旅する力 - 深夜特急ノ-ト 新潮文庫 』

沢木 耕太郎【著】 新潮社
「放浪の旅」をテーマにした本の中では、最も有名なものの一つである。この本で書かれているような旅に憧れるものの、時間やお金、あるいは安全面の問題から、ほとんどの人にとっては実行不可能であるが、この本を読むことによって旅の疑似体験ができるだろう。
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『人は見た目が9割 新潮新書』

竹内 一郎【著】 新潮社
 題名を見る限りでは「見た目だけを良くする方法」が書かれていると思ってしまうが、実は非言語コミュニケーションの重要性を説いている本である。
  また、思わず手に取ってみたくなるような題名であることも特筆できる。もし「非言語コミュニケーション入門」という題名で出版していたら、あまり売れなかっただろう。
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『情報化戦略の進化とコスト・マネジメント - 情報システム専門委員会論文集 企業調査研究プロジェクトシリ-ズ 』

溝口 周二【編著】 日本管理会計学会
 大学時代の指導教員である溝口先生を研究代表者として、現在も継続して研究を行っているメンバーによる共著である。私はこの本の原稿がほぼ完成した頃から研究メンバーになって編集作業のみ参加したため、共著者ではないがメンバーとして氏名が掲載されている。
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『私はこんな知事になりたかった』

平山征夫 朝日新聞出版
 学長の県知事時代の回想録である。この大学で、このテーマで本を選ぶのであれば、この本を絶対に外すことはできない。
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