学生に薦める本 2012年版

小宮山 智志

 皆さん、日食は見ましたか。私は、上西園先生、西山先生、吉田先生、ハドリー先生 と、日食を楽しみました。先日(5月18日)には海外から受注した衛星を初めて載せたH2Aロケットの21号機の打ち上げが成功しました。そこで今年のこのコーナーは宇宙に夢を馳せて「ロケットで働く人々」に着目しました。

『下町ロケット』

池井戸潤著 小学館 2010.11
 「働く」以上、他者がいます。他者がいる以上、自分の好きなこと、やりたいことを行えるとは限りません。制約の中で、いかに集団で目標を達成するか。この本は、中小企業のロケット製作現場での仕事の話です。長年、税理士として中小企業と共に働いてきた私の父親もイチオシです。
[OPAC]

『宇宙兄弟』第1巻~第6巻, モーニングKC

小山宙哉著 講談社 2008.3~
こちらは宇宙飛行士の話です。アニメ化・映画化で今年、注目を集めています。宇宙 飛行士はまさに「制約化の中で、集団で目的を達成すること」が求められます。選抜試験や、トレーニングのエピソードは、宇宙飛行士でない私たちも多くのことを学ぶことが出来ます。
[OPAC]