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学生に薦める本 2018年版
Yasuko SATO
1)『ワンダー新潟シリーズ Vol.2 信濃川ブラ探検』
- 澤井拓(著) Newsline 2017年
2)『Welcome to Sawanoya, Welcome to Japan』
- 澤功(著) オメガコム 2006年
3)『Unbeaten Tracks in Japan (Webster's Japanese Thesaurus Edition)』
- Isabella Lucy Bird(著) ICON Group International, Inc. 2016年
4)『お客様の"気持ち"を読みとく仕事コンシェルジュ ホスピタリティのプロを目指すあなたへ』
- 阿部佳(著) 秀和システム 2015年
1)『公式TOEIC Listening & Reading 問題集3』
- Educational Testing Service 国際ビジネスコミュニケーション協会 2017年
2)『TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題』
- Educational Testing Service 国際ビジネスコミュニケーション協会 2015年
3)『TOEIC L & R TEST 出る単特急 銀のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)』
- TEX加藤(著) 朝日新聞出版 2018年
4)『英検1/準1/2/準2級でる順パス単』
- 旺文社(編) 旺文社 2012年
5)『観光英語検定試験 問題と解説 2級(CD付)』
- 山口百々男(監修) 全国語学ビジネス観光教育協会(編集) 研究社 2012年
6)『この一冊でわかる! アクティブラーニング』
- 小山英樹・峯下隆志・鈴木建生(著) PHP研究所 2016年
7)『The Big Book of Humorous Training Games』
- Doni Tamblyn(著) McGraw-Hill; UK edition 2007年
8)『ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49』
- 森時彦・ファシリテーターの道具研究会(著) ダイヤモンド社 2008年
次に、英語検定試験対策についての推薦書籍である。
文科省では2015年3月に中学から大学まで4技能を評価する資格・検定試験活用を奨励する行動指針を決定。それを受け、英検やTOEICなど主要な検定協会は4技能を評価する仕組みを導入、現在変革途上だ。それに伴い英検協会では一早く4技能(読む、書く、聞く、話す)化へシフト。一昨年より2級に英作文(essay)、昨年からは3級以上のすべての級に「書く」試験が導入され、「話す」では5級以上の全ての級にspeaking試験が課された。この数年で4技能化の流れは一段と加速している。そして最大の変更点は2級以上の採点基準にある。採点時に4技能のバランスが問われ、それが合否に大きく影響している点である。
同様に、TOEICにおいても2016年よりListening & Reading (LR)の問題傾向が一新され、問題数は200問と変わらないが、よりビジネスシーンに即した問題傾向に変化し難化。また、ビジネス業界ではLRだけでなく、Speaking & Writing (SW)も同様に重要であるとの判断から、同協会では同年、4技能試験を2技能ずつに分けLR同様、就職活動の際にはSWも同様に重要であるとの認識を打ち出している。そのため、昨年より航空業界を中心に英語による発信力が問われる企業から徐々にSWのスコアの提示が求められるようになった。
以上、英検とTOEICについてはこれらの変更事項を踏まえ、受験対策を行わなければならない。そのためにも最新版の書籍の使用は絶対条件である。そのため(1)から(4)を活用し、時間配分等、十分に配慮した受験対策が望まれる。
また、国際学部開設以降、観光業界(ホテル/航空系/旅行会社/ガイド等)を志望する学生が年々増加している。その就活対策の一環として、年2回本学で実施される観光英検(キャリア支援課主催)を受験してほしい。その対策として(5)はオススメである。各級ともそれぞれの巻末に記載されている語彙リスト(1章~10章)の習得は必須。そして採点基準だが、Reading&Listeningそれぞれが65%に達していないと不合格になる。同検定については私が受験対策講座を担当、申込窓口はキャリア支援課が一括して行っているのでポータルを参照し、しっかり準備してほしい。
以上、資格試験ついては常に最新の教材を使用し、対策を練ること。上記の推薦書籍を十分に活用し、合格を勝ち取ろう!
最後に、英語教授法・教育学を専門としている立場からの推薦書籍である。
現在、塾などで児童・生徒に指導する学生、また卒業後、英語などの教員や講師等教職を志すもの、そして何よりインストラクターとして小学生から高校生に指導する立場にある学生の必読書である。
教師に必要な力とは?教師とは常に、mentor(指導者)、educator(教育者)、researcher(研究者)、facilitator (進行/まとめ役), entertainer (人を大いに楽しませもてなす人)すべての要素を兼ね備えていなくてはならない。また、教師と生徒・児童との関係においてはトップダウンではなく、ボトムアップであり、インタラクティブな関係を構築してこそ、互いに信頼関係が生まれ、延いては円満な学級運営に繋がるという教育論から実践論にいたるまで指南してくれる1冊、是非(6)を一読いただきたい。特に、自己研鑽が求められるインストラクター履修の皆さんはworkshop/group workで必要な知識や技術力を身に付けるための実践例満載のアクティブラーニング型授業(自ら課題を発見し、その解決に向けて主体的・協働的に学ぶこと)をベースに書かれた(6)から、多くのヒントを得ること間違いなし。
更に(7)は英語チームがworkshopをする際のicebreakingとして使用できるゲームとして多彩な実践例が満載の1冊。(8)は問題解決に導くためのファシリテーションツール49種が掲載。様々な問題解決に応用が利く1冊。
人に教える立場にある全学生へ、YASUKO一押しの3冊である。
文科省では2015年3月に中学から大学まで4技能を評価する資格・検定試験活用を奨励する行動指針を決定。それを受け、英検やTOEICなど主要な検定協会は4技能を評価する仕組みを導入、現在変革途上だ。それに伴い英検協会では一早く4技能(読む、書く、聞く、話す)化へシフト。一昨年より2級に英作文(essay)、昨年からは3級以上のすべての級に「書く」試験が導入され、「話す」では5級以上の全ての級にspeaking試験が課された。この数年で4技能化の流れは一段と加速している。そして最大の変更点は2級以上の採点基準にある。採点時に4技能のバランスが問われ、それが合否に大きく影響している点である。
同様に、TOEICにおいても2016年よりListening & Reading (LR)の問題傾向が一新され、問題数は200問と変わらないが、よりビジネスシーンに即した問題傾向に変化し難化。また、ビジネス業界ではLRだけでなく、Speaking & Writing (SW)も同様に重要であるとの判断から、同協会では同年、4技能試験を2技能ずつに分けLR同様、就職活動の際にはSWも同様に重要であるとの認識を打ち出している。そのため、昨年より航空業界を中心に英語による発信力が問われる企業から徐々にSWのスコアの提示が求められるようになった。
以上、英検とTOEICについてはこれらの変更事項を踏まえ、受験対策を行わなければならない。そのためにも最新版の書籍の使用は絶対条件である。そのため(1)から(4)を活用し、時間配分等、十分に配慮した受験対策が望まれる。
また、国際学部開設以降、観光業界(ホテル/航空系/旅行会社/ガイド等)を志望する学生が年々増加している。その就活対策の一環として、年2回本学で実施される観光英検(キャリア支援課主催)を受験してほしい。その対策として(5)はオススメである。各級ともそれぞれの巻末に記載されている語彙リスト(1章~10章)の習得は必須。そして採点基準だが、Reading&Listeningそれぞれが65%に達していないと不合格になる。同検定については私が受験対策講座を担当、申込窓口はキャリア支援課が一括して行っているのでポータルを参照し、しっかり準備してほしい。
以上、資格試験ついては常に最新の教材を使用し、対策を練ること。上記の推薦書籍を十分に活用し、合格を勝ち取ろう!
最後に、英語教授法・教育学を専門としている立場からの推薦書籍である。
現在、塾などで児童・生徒に指導する学生、また卒業後、英語などの教員や講師等教職を志すもの、そして何よりインストラクターとして小学生から高校生に指導する立場にある学生の必読書である。
教師に必要な力とは?教師とは常に、mentor(指導者)、educator(教育者)、researcher(研究者)、facilitator (進行/まとめ役), entertainer (人を大いに楽しませもてなす人)すべての要素を兼ね備えていなくてはならない。また、教師と生徒・児童との関係においてはトップダウンではなく、ボトムアップであり、インタラクティブな関係を構築してこそ、互いに信頼関係が生まれ、延いては円満な学級運営に繋がるという教育論から実践論にいたるまで指南してくれる1冊、是非(6)を一読いただきたい。特に、自己研鑽が求められるインストラクター履修の皆さんはworkshop/group workで必要な知識や技術力を身に付けるための実践例満載のアクティブラーニング型授業(自ら課題を発見し、その解決に向けて主体的・協働的に学ぶこと)をベースに書かれた(6)から、多くのヒントを得ること間違いなし。
更に(7)は英語チームがworkshopをする際のicebreakingとして使用できるゲームとして多彩な実践例が満載の1冊。(8)は問題解決に導くためのファシリテーションツール49種が掲載。様々な問題解決に応用が利く1冊。
人に教える立場にある全学生へ、YASUKO一押しの3冊である。
[新潟市の市章]
この開港150年を節目とし、本学と新潟市では「新潟開港150周年記念イベント」(市助成事業)として後期より公開講座を中央キャンパスで開催する。湊町の歴史が育む「外に開かれ、新しいモノや他所の人を受け入れるオープンマインドな精神と文化が息づくまち新潟の魅力を再発見し、新潟ならではの「おもてなし」を考える連続講座(無料)である。「新潟らしい『おもてなし』とは? -街の魅力再発見・もてなす心、極意を達人に学ぶ-」をキーワードに4名の講師を迎える。
今回の推薦図書はその講師4名にちなんだ推薦図書である。
1冊目は 『ワンダー新潟series Vol.2 信濃川ブラ探検』である。これは2016年7月のNHK放送のブラタモリ「日本最大級の砂丘が新潟にあった!」で案内役を務めた野内隆裕氏が中心となって作成したビジュアル満載の本だ。野内氏は新潟下町生まれ、町あるきグループ「路地連新潟」メンバー代表で今年「第2回にいがた安吾賞」にも輝く。新潟研究、まち歩きガイドには欠かせない1冊。また、海外へ留学する学生は必読、ビジュアルに新潟を紹介できる1冊。
●野内隆裕 氏 講演会(2018年11月3日(土))13時半~16時
2冊目は澤功氏による『Welcome to Sawanoya, Welcome to Japan』旅館体験記(原書)である。日本と日本文化をよりよく知るための知的関心を満たす140のグロッサリーも魅力の1つ。澤氏は新潟市北区豊栄生まれ、東京都台東区谷中の澤の屋旅館(SAWANOYA RYOKAN)館主。観光庁「『観光カリスマ百選』選定委員会」より観光カリスマに選定、さらに昨年には総務省「ふるさとづくり大賞で総務大臣賞」を受賞、インバウンド対応の先駆者。外国人宿泊客で連日宿泊稼働率100%を誇る澤の屋。彼の体験記からなぜ外国人旅行者は「澤の屋」を目指すのか?インバウンドのカリスマから「おもてなし」の極意を学ぶことができる1冊。
●澤功 氏 講演会(2018年12月1日(土))13時半~16時
3冊目は英国人イザベラ・バードによる『Unbeaten Tracks in Japan (Webster's Japanese Thesaurus Edition)』旅行記である。今年でちょうど140年に当たる1878年(明治11年)に日本を訪れ、執筆された「日本奥地紀行」(原題『日本の未踏の地』)の原書。米語辞書で有名なメリアム・ウェブスター社が英語学習者用、特に英語の資格試験(TOEIC/TOEFL/IELTSなど)用に改訂し、重要語句を各頁に掲載することでreading教材として発売。開港当時の湊町にいがたや人々の生活の様子を知る上でも貴重な1冊。英語教員としてまた通訳ガイドとしてオススメ、澤口晋一教授も「新潟研究」で推薦図書に挙げている。
●佐藤泰子 講演会(2019年1月12日(土))13時半~16時
4冊目は阿部佳氏の『おもてなしの心と極意 ~攻めのホスピタリティ~』である。ホスピタリティのプロ、コンシェルジュから、おもてなしの心と極意を学べる1冊。昨年も推薦したが、ホテルを含む観光・旅行業の業務やおもてなしの極意、サービス産業の奥深さを知り、現在サービス業でアルバイト、或いは自分探しをしている学生、就活生はもちろん全学生へのエール本だ。インターンシップを控える学生は必読。学部・学年を超えて是非読んでいただきたい今年度最高 のYASUKOオススメ本である。
●阿部佳 氏 講演会(2019年2月16日(土))13時半~16時