学生に薦める本 2018年版

丑田 直希(情報センター課)

『プログラミング入門講座-基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業』

米田昌悟(著) SBクリエイティブ 2016年
 はじめに、これはプログラミング言語を学ぶための技術書ではありません。
 小学校でのプログラミングの必修化は、プログラミング言語を学ぶのではなく、プログラミングスキルの修得を通じてものの考え方、問題を解決する方法などのスキルを身に付けるためのものとされています。
 これから本格的にプログラミングを学ぼうという人も、そうではない人も、まずは楽しみながらプログラミングを学び、プログラミングスキルを身に付けてみてはどうでしょうか。
[OPAC]

『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』

今泉 忠明(著) 高橋書店 2016年

『おもしろい!進化のふしぎ 続ざんねんないきもの事典』

今泉 忠明(著) 高橋書店 2017年

『おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典』

今泉 忠明(著) 高橋書店 2018年
 よく知るあの生き物も、名前だけは知っている生き物も、初めて知る生き物も、人間からすれば不思議に思うかもしれません。でも決して「残念」ということではありません。
 「何故このような進化をする必要があったのか」「へぇ、そうだったのか」と進化の不思議を知ることができます。
[OPAC]

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

新井紀子(著) 東洋経済新報社 2018年

 AI技術により「生活が大きく変わる」「多くの仕事がAIによってなくなる」などと言われています。「AI」や「人工知能」で検索すれば多くの情報がでてきますし、身近なところではスマートフォン向けの音声アシスタントやロボット掃除機あたりでしょうか。
 「AI」がとても流行っているようで、AI英会話というサービスもでてきています。「AI」は何が得意で、何が苦手なのか、どういう仕事がなくなり、どういう仕事が残っていくのか、これからのAI時代に必要な人の能力は何かを考えてみてはどうでしょうか。
[OPAC]

『ベイビーステップ (1)~(47)』

勝木光(著) 講談社 2008-2017年

 成績優秀な主人公が運動不足解消のために高校1年生からテニスを始め、そこからプロを目指す物語。
 テニスを題材にした物語ではありますが、「目標を設定することの大切さ」「日々の積み重ねによる努力の大切さ」「失敗しても諦めず次に活かすこと」「緊張との向き合い方」など、テニス以外のことにも訳に立つことを教えてくれる自己啓発本の1つといえます。
 これからの学生生活の中で、悩んだり、壁にぶつかったりすることがあるかと思います。気持ちが落ち込んだり、心が折れしまったりすることもあるかもしれません。人前に立って発表する機会も増えてきます。そんなときに作中に描かれているメッセージが勇気をくれるかもしれません。
 ものすごい必殺技がでてくるファンタジー系スポーツ漫画ではありませんので、テニスのことも、選手がどのようなことを考えながらプレーしているのかも知ることができます。
 テニス好きの人も、そうではない人も、いろいろな事が学べるはずです。
 都合により途中までしか揃っていませんが、続きが読みたい方はぜひリクエストしてください。
[OPAC]

『図書館戦争 LOVE&WAR (1)~(15) 』

弓きいろ(著) 有川浩(原作) 白泉社 2008-2015年

 2013年に映画化された小説「図書館戦争」(有川 浩・作)の漫画版。
 表現の自由が制限された世界で図書館の自由を守るために戦う図書館員の物語。
 作中にでてくる「図書館の自由に関する宣言」は、実際に図書館が掲げているものであり、本学図書館内にも貼られていますので探してみてください。
 小説を読むのが苦手だという人にオススメします。もちろん小説も館内に所蔵してありますので興味を持ったら小説にもチャレンジしてみてください。
[OPAC]