学生に薦める本 2015年版

近藤 進

『グラハム・ベル空白の12日間の謎』

セス・シュルマン著 日経BP社 2010.9
電話の特許については、数時間の差でベルが獲得し、情報通信の大企業に発達する。ここではライバルのグレイの発明が盗まれたという説で書き下ろされている。真相はわかりませんが、スミソニアン博物館で現物を見るとグレイの電話が完成度が高く見えました。(科学と技術)
[OPAC]

『青色」に挑んだ男たち 中村修二と異端の研究者列伝』

中嶋 彰著 日本経済新聞社 2003.10
少し古い本ですが、昨年ノーベル賞を受賞し注目を浴びた青色LEDの研究開発についてのノンフィクションです。研究は大勢の研究者が競い合ってできあがること、中村修二氏が当時小さかった地方企業でどのようにして大発明ができたか、参考になる。(科学と技術)
[OPAC]