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片山 大輝(情報センター課)
『恋文の技術』
森見登美彦著 ポプラ社 2009.3
京都の大学院から、遠く離れた能登半島の実験所に飛ばされた大学生・守田一郎が、寂しさを紛らわすため、文通修業と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書き連ねる、という書簡体小説です。
本書は主人公の書く手紙のみで話が進みますが、非常に読みやすく、文章の面白さや作者独特の表現力も相俟って、あっという間に読み終わってしまいます。思わず吹き出してしまうほどに、惹き込まれる表現には一見の価値ありです。
森見登美彦氏の作品は、「四畳半神話体系」「夜は短し歩けよ乙女」など、登場人物が大学生である作品を多く書いており、この作者の描く大学生活はとても魅力的で、面白おかしく、こんな大学生活を送れたらなあ、と思うこと必至です。
作中の登場人物のような大学生活を夢想するもよし、行動に移すのもよし。
ぜひ、大学生の間に読んでおくことをお勧めします。
活字が苦手な方でも、本を好きになるきっかけとして本書を手に取ってはいかがでしょうか。
読了後、きっと誰かに手紙を書きたくなるはずです。
本書は主人公の書く手紙のみで話が進みますが、非常に読みやすく、文章の面白さや作者独特の表現力も相俟って、あっという間に読み終わってしまいます。思わず吹き出してしまうほどに、惹き込まれる表現には一見の価値ありです。
森見登美彦氏の作品は、「四畳半神話体系」「夜は短し歩けよ乙女」など、登場人物が大学生である作品を多く書いており、この作者の描く大学生活はとても魅力的で、面白おかしく、こんな大学生活を送れたらなあ、と思うこと必至です。
作中の登場人物のような大学生活を夢想するもよし、行動に移すのもよし。
ぜひ、大学生の間に読んでおくことをお勧めします。
活字が苦手な方でも、本を好きになるきっかけとして本書を手に取ってはいかがでしょうか。
読了後、きっと誰かに手紙を書きたくなるはずです。