学生に薦める本 2020年版

西脇 茂雄(キャリア支援課)

『知的再武装 60のヒント』

池上彰、佐藤優
人生で最も役に立つのは、達人が明かす極意です。本書は60の極意から成っています。人は人生において、二つの大きな転換期を迎えます。一つ目は45歳の人生の折り返し地点です。そこで重要なのは「知的再武装」をすることです。「知的再武装」はよりよく生き、よりよく死んでいくための、人生の必須課題です。では、「知的再武装」で、何をどう学ぶべきか。その点について、二人の勉強の達人が、秘中の策を惜しげもなく教えてくれる。時間は有限な財産であるから、そこでやってはいけないこともある。それは何なのかも明言してくれます。学び直しに当たって、何を準備すればいいのか、いかにして継続させるのかです。二つ目に重要なのは、60もしくは65歳で定年を迎えてからです。実は、ここに人生の最大の正念場が待ち構えています。それを「60の壁」と呼びます。ここでの対処を間違えると、その後の人生はかなり惨憺たるもにしかなりません。会社の再雇用は受けるべきなのかどうか。二人は受けるべきではないとします。そして最大の関門は、家庭です。ビジネスパーソンが家庭に入り込むのがどうして難しいことなのかを本書は明らかにします。それを乗り越えるには三つの対話術があります。定年から95歳までの長い長い第二の人生を、心の健全さを保ちながら生きていくためにどうすればいいのか、本書はその知恵を授けてくれます。
[OPAC]

『超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由』

Testosterone、久保孝史、漫画:福島モンタ 文響社 2018年
学べる!笑える!泣ける!筋肉がつく! 筋トレ系自己啓発書の最高峰  「筋トレが最強のソリューションである」が超パワーアップ!健康 ダイエット メンタルヘルスアンチエイジング 仕事力UP等、筋トレ=最強のソリューションを最新の科学的エビデンスで実証します!筋トレの力で自分に課されたハードルを飛び越え、人生を切り開いた6人の完全実話ルポ漫画も掲載されています。
体を鍛え、筋肉を増強するためのプロセスから様々な「やる気スイッチ」オンになります。
[OPAC]

『うまくいっている人の考え方 完全版』

ジェリー・ミンチントン、弓場隆 ディスカヴァー・トウエンティーワン 2013年
人生がうまくいっている人の特徴は「自尊心」が高いことだと著者はいう。自尊心のある人は常に自信に満ちあふれ、失敗やまちがいを犯しても、それを前向きにとらえて次のステップの土台にする心の余裕がある。人生のほとんどすべての局面に自尊心は大きな影響を与えることになる。著者は自尊心を高める方法を100項目紹介している。これを読めば、自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、毎日が楽しく過ごせるはずだ。そして、できることから実践しよう。
どこから読んでもいいですよ!!
[OPAC]

『ゼロを1つ取るトヨタ式発想革命』

桑原晃弥 電波社 2018年
1億円でやれ!販売台数世界一、純利益2兆円の理由がこれだ!知恵の数だけ競争に勝つ「小さな気づき」の仕組みがわかる。いつも「10」を「12」くらいに増やし、自然に「考えてしまう」仕組みを築く質問で新たな「切り口」を見つける。やってみることでひらめきを呼び込むことでチームメートの能力と仕事に精通することを導き、さらにデータよりも「五感」で発想することで「常識」に答えを求めることをせず、何事においても「ラクになりたい一心の発想」がおもしろい。
失敗しても成功しても「なぜ?」を追うことで活路が開く。
世界のトヨタ発想の一面を見ることができる。
[OPAC]

『鉄の骨』

池井戸潤 講談社 2011年
中堅ゼネコン一松組の若手、富島平太が異動した先は、「談合課」と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾くぞ――たしかな技術力を武器に、真正面から入札に挑もうとする一松組の前に、「談合」の壁が立ちはだかる。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治新人賞に輝いた白熱の人間ドラマです。
池井戸さん・・・いいですね。読み入ってしまいます。ぜひ、箸休めの一冊に!!
[OPAC]