学生に薦める本 2016年版

小林 伊織

『The other tongue』

Braj. B. Kachru University of Illinois Press c1992.9
This seminal book edited by the “father of World Englishes” is where it all started. Thanks to his contributions, as well as those of Larry E. Smith, we know that English is “our language”, not just “theirs”.
[OPAC]

『Asian Englishes: Beyond the canon』

Braj B. Kachru Hong Kong Univ Pr 2005.6
English is an Asian language. Are we Asians? If so, it is our language as well. People in Asia are not learning English in order to become like so-called native speakers of it, but are “functionally native” themselves.

『English as a lingua franca: Attitude and Identity』

Jennifer Jenkins Oxford ; New York : Oxford University Press 2007.7
There are more non-native speakers of English in the world than there are native speakers. The main purpose for which people learn English is to communicate with other non-native speakers. Under these circumstances, it is inappropriate to present a native variety as the target model for teaching.
[OPAC]

『国際言語としての英語:文化を越えた伝え合い』

本名信行 冨山房インターナショナル 2013.5
 英語が国際言語になったということは、イギリスやアメリカの英語がそのままの形で世界に広まったということではなく、世界の人々が自分たちの目的に合うように英語を変えた、ということです。日本人は、ネイティブの猿真似をするのではなく、Japanese Englishで堂々と世界に地元の情報を発信するべきです。
[OPAC]

『ニホン英語は世界で通じる』

末延岑生著 平凡社 2010.7
 ネイティブの英語は、発音がはっきりしておらず、また固有文化に結び付いた難解なイディオムを多用するので、国際コミュニケーションには非常に不向きです。音節ごとにはっきり発音する日本人のカタカナ英語は、世界的にわかりやすい発音です。
[OPAC]

『国際共通語としての英語』

鳥飼玖美子著 講談社 2011.4
 「あなたはなんで英語やるんですか?」この問いに、すぐにはっきり答えられますか?
[OPAC]

『インド英語のリスニングCD Book』

榎木薗鉄也著 研究社 2012.9
 世界最大の英語使用国はインドです。インド人は、英米の英語とは異なる独特なインド英語を、自信を持って堂々と話します。理系の人なら、先生や上司がインド人ということがこれからどんどん増えるはずです。あなたは彼らの英語が理解できますか?
[OPAC]

『原爆の荒野から世界に「平和を」』

片山はるひ 日本キリスト教団出版局 2015.3
 「ほんとうに平和をもたらすのは、
  ややこしい会議や思想ではなくて、
  ごく単純な愛の力だよ。」(永井隆)

  原発事故や憲法改正が議論される今、平和について、自分の頭と心で考えてみましょう。
[OPAC]