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学生に薦める本 2017年版
Yasuko SATO
『わたしはコンシェルジュ』
- 阿部 佳(ABE, Kei) 講談社文庫 2010.6
『ホスピタリティのプロを目指すあなたへお客様の“気持ち"を読みとく仕事コンシェルジュ』
- 阿部 佳(ABE, Kei) 秀和システム 2015.7
『もっと前へ、日々進化 コンシェルジュの仕事道』
- 阿部 佳(ABE, Kei) 清流出版 2016.10
『この一冊でわかる! アクティブラーニング』
- 小山 英樹/峯下 隆志/鈴木 建生 (著) PHP研究所 2016.6
『The Big Book of Humorous Training Games』
- Doni Tamblyn (著) McGraw-Hill; UK ed edition 2007.11
『ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49』
- 森 時彦/ファシリテーターの道具研究会 (著) ダイヤモンド社 2008.3
次は、英語教授法・教育学を専門としている立場からの推薦書籍である。
現在、塾などで児童・生徒に指導する学生、また卒業後、英語などの教員や講師等教職を志すもの、そして何よりインストラクターとして小学生から高校生に指導する立場にある学生の必読書である。
教師に必要な力とは?教師とは常に、instructor(指導者)、teacher(先生)、educator(教育者)、researcher (研究者)、facilitator (進行/まとめ役), entertainer (人を大いに楽しませもてなす人)すべての要素を兼ね備えていなくてはならない。また、教師と生徒・児童との関係においてはトップダウンではなく、ボトムアップであり、インタラクティブな関係を構築してこそ、互いに信頼関係が生まれ、延いては円満な学級運営に繋がるという教育論から実践論にいたるまで指南してくれる1冊、是非(1)を一読いただきたい。特に、自己研鑽が求められるインストラクター履修の皆さんはworkshop/group workで必要な知識や技術力を身に付けるための実践例満載のアクティブラーニング型授業(自ら課題を発見し、その解決に向けて主体的・協働的に学ぶこと)をベースに書かれた(1)から、多くのヒントを得ること間違いなし。
更に(2)は英語チームがworkshopをする際のicebreakingとして使用できるゲームとして多彩な実践例が満載の1冊。(3)は問題解決に導くためのファシリテーションツール49種が掲載。様々な問題解決に応用が利く1冊。
人に教える立場にある全学生へ、YASUKO一押しの3冊である。
現在、塾などで児童・生徒に指導する学生、また卒業後、英語などの教員や講師等教職を志すもの、そして何よりインストラクターとして小学生から高校生に指導する立場にある学生の必読書である。
教師に必要な力とは?教師とは常に、instructor(指導者)、teacher(先生)、educator(教育者)、researcher (研究者)、facilitator (進行/まとめ役), entertainer (人を大いに楽しませもてなす人)すべての要素を兼ね備えていなくてはならない。また、教師と生徒・児童との関係においてはトップダウンではなく、ボトムアップであり、インタラクティブな関係を構築してこそ、互いに信頼関係が生まれ、延いては円満な学級運営に繋がるという教育論から実践論にいたるまで指南してくれる1冊、是非(1)を一読いただきたい。特に、自己研鑽が求められるインストラクター履修の皆さんはworkshop/group workで必要な知識や技術力を身に付けるための実践例満載のアクティブラーニング型授業(自ら課題を発見し、その解決に向けて主体的・協働的に学ぶこと)をベースに書かれた(1)から、多くのヒントを得ること間違いなし。
更に(2)は英語チームがworkshopをする際のicebreakingとして使用できるゲームとして多彩な実践例が満載の1冊。(3)は問題解決に導くためのファシリテーションツール49種が掲載。様々な問題解決に応用が利く1冊。
人に教える立場にある全学生へ、YASUKO一押しの3冊である。
『公式TOEIC Listening & Reading 問題集1,2』
- Educational Testing Service 国際ビジネスコミュニケーション協会 2016.10 / 2017.2
『TOEIC Speaking & Writing 公式 テストの解説と練習問題』
- Educational Testing Service 国際ビジネスコミュニケーション協会 2015.12
『英検1/準1/2/準2級でる順パス単』 ※すべての級1級~準2級まで
- 旺文社 旺文社 2012.3
『観光英語検定試験 問題と解説 2級 (CD付)』
- 山口 百々男、 全国語学ビジネス観光教育協会 観光英検センター 研究社 2012.5
『観光英検3級の過去問題+解答と解説 第23回~25回 CD付』
- 山口 百々男、 全国語学ビジネス観光教育協会 観光英検センター 研究社 2012.8
最後に、英語検定試験対策についての推薦書籍である。
文科省では2015年3月に中学から大学まで4技能を評価する資格・検定試験活用を奨励する行動指針を決定。それを受け、英検やTOEICなど主要な検定協会は4技能を評価する仕組みを導入、現在変革途上だ。それに伴い英検協会では一早く4技能(読む、書く、聞く、話す)化へシフト。昨年度より2級に英作文(essay)、今年度から3級以上のすべての級に「書く」試験が導入され、「話す」では5級以上の全ての級にspeaking試験が課される。この1年で4技能化の流れは一段と加速している。そして最大の変更点は2級以上の採点基準にある。採点時に4技能のバランスが問われ、それが合否に大きく影響している点である。
同様に、TOEICにおいても昨年度よりListening & Reading (LR)の問題傾向が一新され、問題数は200問と変わらないが、よりビジネスシーンに即した問題傾向に変化し難化。また、ビジネス業界ではLRだけでなく、Speaking & Writing (SW)も同様に重要であるとの判断から、同協会では昨年度より、4技能試験を2技能ずつに分けLR同様、就職活動の際にはSWも同様に重要であるとの認識を打ち出している。そのため、今年度より航空業界を中心に英語による発信力が問われる企業から徐々にSWのスコアの提示が求められるようになる。
以上、英検とTOEICについてはこれらの変更事項を踏まえ、受験対策を行わなければならない。そのためにも最新版の書籍の使用は絶対条件である。英検では英作文(essay)に対応したテキスト、また今年度よりTOEIC IPも公式試験同様、新形式問題に移行される。そのため(1)&(2)を使用し、時間配分等十分に配慮した受験対策が望まれる。
最後に、国際学部開設以降、観光業界(ホテル/航空系/旅行会社/ガイド等)を志望する学生が年々増加している。その就活対策の一環として、年2回本学で実施される観光英検(キャリア支援課主催)を受験してほしい。その対策として(5)&(6)はオススメである。各級ともそれぞれの巻末に記載されている語彙リスト(第1章~10章)の習得は必須。そして採点基準だが、Reading&Listeningそれぞれが65%に達していないと不合格になる。同検定については私が受験対策講座を担当、申込窓口はキャリア支援課が一括して行っているのでポータルを参照し、しっかり準備してほしい。
以上、資格試験ついては常に最新の教材を使用し、対策を練ること。上記の推薦書籍を十分に活用し、合格を勝ち取ろう!
文科省では2015年3月に中学から大学まで4技能を評価する資格・検定試験活用を奨励する行動指針を決定。それを受け、英検やTOEICなど主要な検定協会は4技能を評価する仕組みを導入、現在変革途上だ。それに伴い英検協会では一早く4技能(読む、書く、聞く、話す)化へシフト。昨年度より2級に英作文(essay)、今年度から3級以上のすべての級に「書く」試験が導入され、「話す」では5級以上の全ての級にspeaking試験が課される。この1年で4技能化の流れは一段と加速している。そして最大の変更点は2級以上の採点基準にある。採点時に4技能のバランスが問われ、それが合否に大きく影響している点である。
同様に、TOEICにおいても昨年度よりListening & Reading (LR)の問題傾向が一新され、問題数は200問と変わらないが、よりビジネスシーンに即した問題傾向に変化し難化。また、ビジネス業界ではLRだけでなく、Speaking & Writing (SW)も同様に重要であるとの判断から、同協会では昨年度より、4技能試験を2技能ずつに分けLR同様、就職活動の際にはSWも同様に重要であるとの認識を打ち出している。そのため、今年度より航空業界を中心に英語による発信力が問われる企業から徐々にSWのスコアの提示が求められるようになる。
以上、英検とTOEICについてはこれらの変更事項を踏まえ、受験対策を行わなければならない。そのためにも最新版の書籍の使用は絶対条件である。英検では英作文(essay)に対応したテキスト、また今年度よりTOEIC IPも公式試験同様、新形式問題に移行される。そのため(1)&(2)を使用し、時間配分等十分に配慮した受験対策が望まれる。
最後に、国際学部開設以降、観光業界(ホテル/航空系/旅行会社/ガイド等)を志望する学生が年々増加している。その就活対策の一環として、年2回本学で実施される観光英検(キャリア支援課主催)を受験してほしい。その対策として(5)&(6)はオススメである。各級ともそれぞれの巻末に記載されている語彙リスト(第1章~10章)の習得は必須。そして採点基準だが、Reading&Listeningそれぞれが65%に達していないと不合格になる。同検定については私が受験対策講座を担当、申込窓口はキャリア支援課が一括して行っているのでポータルを参照し、しっかり準備してほしい。
以上、資格試験ついては常に最新の教材を使用し、対策を練ること。上記の推薦書籍を十分に活用し、合格を勝ち取ろう!
彼女の考える真のプロフェッショナルの優しさとは…「お客様の気持ちになって考える」「向かい合うのではなく、お客様に寄り添って考える」「自分自身が本気で仕事を楽しむ」(資料1&2)これらすべてに強い共感を覚えるのだが、それを自分に置き換えるならば大学教員は研究者であると同時に“良き”教育者でなければならない。つまり「質の高い教育とサービス」を提供することにある。
阿部は日本で初めてYokohama Grand Intercontinental Hotelのコンシェルジュ (Concierge)第一号として採用され、また同職の世界組織『レ・クレドール(Les Clefs d’ Or)』国際会員日本人第一号である。現在、5つ星Grand Hyatt Hotel Tokyoで後進の育成に従事する日本のホスピタリティ・おもてなしの第一人者、カリスマである。
何故、私が「学生に薦める資料」として彼女の書籍を挙げたかということだが、慶大で心理学を学び、活字中毒者でもある愛読書は推理小説という心の綾を読み解く術を得手する彼女の生き様や人生観、仕事に対する理念や情熱などを共有し、今後の人生の糧としてほしいからだ。
コンシェルジュ(Conciergeフランス語からの借入語『門番・守衛・管理人』⇒もともと住人を守り、面倒を見る人から転じてホテルで働く1つの職業を表す言葉になる)の仕事を通し、ホテルを含む観光業界の業務やおもてなしの極意、サービス産業の奥深さを知り、現在サービス業でアルバイト、或いは自分探しをしている学生、就活生はもちろん全学生へのエール本だ。リスト(1)から読み進んでいただきたい。文庫は数時間もあれば直ぐに読み終える。学部・学年を超えて是非読んでいただきたい今年度最高 のYASUKOオススメ本!である。
彼女の略歴は以下の通り。
阿部佳(ABE, Kei)1959年東京生まれ。92年Yokohama Grand Intercontinental Hotelに日本人初のコンシェルジュとして入社。その後、同職の世界組織『レ・クレドール(Les Clefs d’ Or)』国際会員となり、98年同日本の会長に就任、後進の育成に尽力。2000年The Best Hospitality Prize of the Year 2000』を受賞。現在、Grand Hyatt Tokyo Hotelチーフコンシェジュルとして国内外のゲストソリューション業務、後進の育成に従事。15年より東海大学ホスピタリティ・ツーリズム学部教授。「プロフェショナル仕事の流儀(NHK)」などメディア出演多数(資料2)より